• TOPへ
  • アクセス
  • 新着情報

お問い合わせ・ご相談
0942-31-7968

電話受付時間/月~金曜日(祝日除く)10:00~16:00

肝疾患について
TOP > 肝疾患について > C型肝炎
B型肝炎
C型肝炎について
 自覚症状は認めないことが多いです。C型肝炎ウイルスのゲノタイプ(ウイルスの型)は、我が国では主に1b、2a、2bに分かれます。頻度は、それぞれ70%、20%、10%です。ゲノタイプ測定は保険適用がないため、通常はセロタイプを測定します。ゲノタイプ1bがセロタイプ1、ゲノタイプ2a、2bがセロタイプ2となります。ウイルスの種類による肝硬変への進展や肝がんの合併率には差は認めませんが、治療法が若干異なります。
1.直接型抗ウイルス剤(飲み薬)
 近年は、インターフェロンを使わない飲み薬による治療が主流です。2014年9月からセロタイプ1型に対して、ダクラタスビル+アスナプレビル(ダクルインザ+スンベプラ)が認可されました。治療期間は24週間で、完治率は85%でした。

 2015年には、さらに治療効果の高い治療薬が認可されました。ソフォスブビルという薬ですが、作用機序の特徴としてウイルスの遺伝子の鎖が増えていくのを直接停止します。セロタイプ1型では、レディパスビルと併用(ハーボニー)、セロタイプ2型では、リバビリンと併用します。ソフォスブビルは腎代謝であるため、腎臓が悪い人や透析の方では禁忌となっています。またソフォスブビル+レディパスビルは重たい不整脈をもった患者さんでは注意が必要です。セロタイプ1型に対するソフォスブビル+レディパスビル(治療期間は12週)の完治率は98%くらいです。副作用も総じて軽く、鼻咽頭炎が3割程度でみられるが程度は軽いようです。また頭痛も数%にありますが、軽度であり、痛み止めで簡単に対応可能です。2015年11月にはオムビタスビル+パリタプレビル併用療法(ヴィキラックス)が認可されました。注意点としては高血圧薬のカルシウムブロッカーを投与している例では浮腫や低血圧をきたすことがあります。2016年11月には、エルバスビル+グラゾプレビル併用療法(エレルサ、グラジナ)が認可されました。これもヴィキラックスと同系統の薬で12週投与ですが、耐性変異がなければ98.6%の完治率で、耐性変異があっても93%の高い完治率が得られます。またカルシウムブロッカー投与例でも問題ありません。2017年2月には、ダクラタスビル+アスナプレビル+ベクラブビル(ジメンシー)の3つの薬を用いた治療が認可されました。3つの組み合わせた治療法は、本邦初で、治療効果も非常に高く、治療を中止しなければ、ほぼ100%の完治率です。しかし黄疸やALT値の上昇が副作用としてあります。

 2017年11月には、パリタプレビルとピブレンタスビル併用療法(マヴィレット)が認可されました。治療期間は慢性肝炎では8週、肝硬変では12週です。治療効果も治験ではほぼ100%と高く、変異ウイルスにも強いと考えられています。副作用も、かゆみ、吐き気、頭痛、軽度の肝機能異常などがありますが、頻度と程度も軽いものです。一度目の直接作用型抗ウイルス剤(飲み薬)で治療がうまく行かなかった方も高い効果があります。しかし一部の特殊な変異ウイルスを持っている方には効果が低い場合もありますので、再治療の方は専門医受診をおすすめします。

 一方、セロタイプ2型に対してはソフォスブビル(ソバルディ)とリバビリン(治療期間は12週)が認可されました。治験では約97%の完治率です。副作用としては、リバビリンによる貧血が問題となります。貧血以外では、鼻咽頭炎や頭痛、消化器症状などがありますが軽いようです。またヴィキラックスとリバビリン療法も認可され、治療期間は16週です。また上記のパリタプレビルとピブレンタスビル併用療法(マヴィレット)は2型にも高い効果がありますので、リバビリンを使用できない患者さんには良いお薬となります。慢性肝炎の方は8週間、肝硬変の方は12週間となります。一方これまで治療効果の低かったゲノタイプ3型の方にも治療効果が高いとされています。

 このように治療法や治療効果は飛躍的に上がりました。薬剤費については非常に高価ですが、従来のインターフェロン治療と同様に医療費助成制度があり、これを申請すると月1万円もしくは2万円(高額所得者)で治療を受けることができます。申請するためには、肝臓専門医もしくは肝臓専門医と連携できることが必要です。
2.インターフェロン治療法
 最近はほとんど行われなくなってきました。ウイルス量が少ない場合は、(ペグ)インターフェロン単独治療になります。ウイルス量が多い場合で1型の場合は、ペグインターフェロン、リバビリン、シメプレビルもしくはバニプレビルを併用します。治療効果は約90%です。一方、2型の高ウイルス量の場合は、ペグインターフェロンとリバビリン併用療法を半年間行います。治療効果は約80%です。
インターフェロンの治療効果の予測と副作用
 インターフェロンの治療効果を予測する条件として、ウイルス側と患者さん側の条件に分かれます。治療効果が高いウイルス側の条件は、ウイルス量が少ない、ウイルスの種類が2型、ウイルスの変異などがあります。一方、患者さん側では、人の遺伝子検査IL28Bがあります(保険適用外)。
インターフェロンの副作用として、投与開始の初期には悪寒、発熱、関節痛、頭痛、全身倦怠感などのインフルエンザ様症状が出現します。また、注射部位の搔痒や発赤などが出現します。血液検査では、白血球や血小板減少、溶血性貧血が起こります。気をつける副作用として、間質性肺炎とうつ病があります。

電話受付時間

月~金曜日(祝日除く)10:00~16:00

お悩み・ご相談はお気軽に
お問い合わせください。

よくある質問(FAQ)はコチラから >

肝疾患について

  • 急性肝炎について
  • B型肝炎について
  • C型肝炎について
  • 肝硬変について
  • 肝癌について